世界には数多くの病気があり、そのなかでも治療法が確立されていない難病もある。しかしそれ以上に、症例数が少なく難病とも認定されない病気さえある。そんな病気にかかってしまった患者は誰が救うのか。そこに目をつけたのが足立氏だ。医療における患者側の声―研究と臨床の両軸で医療に取り組む足立氏のトークは、これからの医療の形を考えるきっかけとなるだろう。
医師・医学博士, MD, PhD：慶應義塾大学医学部皮膚科学教室専任講師/アレルギーセンター副センター長 MD/PhD for Allergy/Dermatology/Immunology Vice Director of Allergy Center, Keio University Hospital/an Assistant Professor of Department of Dermatology, Keio University School of Medicine. 慶應義塾大学医学部卒業。同皮膚科学教室入局、同大学院医学研究科博士課程修了。日本医療研究開発機構 (AMED) 難病研究課を経て、2018年よりフランス・ストラスブールに本部を置く国際HFSP推進機構に赴任。帰国後、2024年より現職。研究者と家族を支援するNPO法人ケイロン・イニシアチブ創設者兼理事長。茶道裏千家今日庵助教授。